東寺、仁和寺、神光院
三つの寺院を丁寧に巡る
三弘法とは、弘法大師空海とゆかりの深い、東寺、仁和寺、神光院の三つの寺院のことです。
三弘法まいりと呼ばれる風習は江戸中期にはじまったとされ、三弘法を正月元旦から節分までにお参りすれば、その年の厄除けになります。また、弘法大師空海の縁日(毎月二十一日)に巡礼するという習わしもあります。
やりきれないことが、
起こったときも。
人には明かせない、
心配ごとを持っているときも。
胸の内が、言葉にできない
思いでいっぱいのときも。
「同行二人」
─お大師様は、いつも一緒に
歩んでくださっています
三弘法とは、弘法大師空海とゆかりの深い、東寺、仁和寺、神光院の三つの寺院のことです。
三弘法まいりと呼ばれる風習は江戸中期にはじまったとされ、三弘法を正月元旦から節分までにお参りすれば、その年の厄除けになります。また、弘法大師空海の縁日(毎月二十一日)に巡礼するという習わしもあります。
四国八十八ヶ所霊場に詣る人が道中安全の祈願を行う風習もありました。東寺では管笠、仁和寺では金剛杖、神光院では納札箱を授かり、それらを身につけて四国での遍路修行が行われていました。
お大師様は衆生救済を絶対の御願となされていました。社会が混迷を深める現代、そのみ教えが人々に必要とされています。今こそ、三弘法を巡拝し、お大師様のお心とみ教えに触れ、そして「同行二人──お大師様がいつも一緒に歩んでくださっている」ことを実感していただければ幸いです。
歴史と文化のかおり漂う京都の街で心を清めてください。