京都三弘法まいり

法話Houwa

2025年09月17日

京都三弘法 法話 《仁和寺について》

お大師様と嵯峨天皇とはとても親しくお付き合いなされました。

お大師様は、真言密教の修法を以て藤原薬子の乱の平定や鎮護国家の御祈願を申し上げ、嵯峨天皇に真言密教の灌頂をお授けになられました。
嵯峨天皇は、お大師様の活動を多大に御支援なされ、高野山や東寺を下賜され真言宗の基礎を築いて下さいました。
以降、天皇家と真言宗は深い関係となりますが、特に仁和寺は宇多天皇の御創建以来、皇族の方しか住職に就任出来ない”門跡寺院“筆頭として高い格式を誇り、天皇家と真言宗を深く結ぶ重要な役割を果たしました。

その為多くの天皇家・皇族縁りの宝物を有し、金堂(国宝)に至っては御所の紫宸殿を江戸時代に移築したものです。一方、江戸期に開創された成就山御室八十八ケ所霊場は、四国八十八ヶ所に巡礼出来ない京都の庶民が熱心にお参りされ、また御室桜は貝原益軒が「洛中洛外にて第一」と称賛する程の人気となり、開花期には多くの庶民で賑わい、現在も大変有名となっております。

この様に仁和寺は、天皇家・皇族から一般庶民迄多くの人々の信仰を集める、正に「弘法大師信仰」の幅広さを象徴している伽藍といえます。是非仁和寺でお大師様の信仰を体感してみて下さい。合掌

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